軽はずみに保証人になったばかりに、ひどい悪夢を見ることになりました。

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60代男性/保証人になってしまい借金

弟の保証人に印鑑した男性

私は昨年、長年勤めた会社を定年退職させていただきました。
粉骨砕身の気概を以って職務に励み、良い妻を貰い、子供を一人前に教育したのです。
実に良い人生を送って来たと感慨深く思う今日この頃でした。

俗世を離れて平穏な毎日を過ごすと思っていた矢先、私に悪夢ような出来事が起こります。
私の実の弟が借金の保証人になって欲しいと申し出て来たのです。
弟は昔からお金にだらしなく、幾度となく両親を困らせていたろくでなしです。
私はきっぱりと断ったのですが、連日のように家に押しかけて来ては保証人の話を切り出します。
いい加減煩わしさを感じていた私は、妻の説得もあり保証人の引き受けてしまったのです。

悪い予感がしていたのですが、それは数ヶ月後に現実のものとなります。

弟とその家族が行方不明になってしまったと言うのです。
その話を聞いたのは闇金業者からの電話でした。
借金の取り立てる方法や口調、声の荒々しさからすぐに非合法な組織だと確信しました。
私は返済を断りましたが、翌日になると家に闇金業者が押しかけて来たのです。
返済金額は1500万円という莫大な金額で、とても一括で支払えるようなものではありません。

ましてや相手は闇金業者です。
分割で支払おうにも莫大な利息で永遠に金をむしり取られるのは明白です。
そこでまず、私は弟を探すことにしました。
借金したのは弟であり、返済の義務は弟にあると思ったからです。

しかし、弟が住んでいたアパートは解約され、どこに居るかはまったく分からない状況です。
闇金業者は保証書のサインを盾に私や妻を怒鳴り散らし、金を払えと脅して来ます。
近所の住人にも心配されるような状況になり、私は法律事務所へ相談することを決意しました。

身内の恥であるため、なるべくなら自力で解決したかったのですが、そうも言ってられません。
妻は小心者で、闇金の男が来てからと言うものひどく怯えるようになりました。
精神的なストレスも考えれば、一刻の猶予も無いと感じたのです。

法律事務所へ相談したところ、話は瞬く間に進んで行きました。
そもそも違法な金利で金を貸す闇金業者には返済の義務が無いそうです。
保証書がありますが、違法な金貸しをする人を法律は助けないという決まりがあるようなのです。
私も妻も胸を撫で下ろし、闇金の恐怖から解放されたことを喜びました。
闇金業者も弁護士から連絡が来たからなのか、二度と私の前に姿を見せませんでした。

軽はずみに保証人になったばかりに、ひどい悪夢を見ることになりました。
願わくば、残りの余生は平穏であって欲しいと思います。

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