闇金利用者に無理やり契約させたり、他人や偽造の身分証明書を使って契約します。

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飛ばし携帯(レンタル携帯)

飛ばし携帯

闇金融は様々な道具や手法を駆使して利用者からお金をむしり取ろうとします。
そんな悪質で狡猾な闇金融が使う道具の1つが飛ばし携帯です。
飛ばし携帯、あるいはレンタル携帯と呼ぶこの道具は、犯罪を行う闇金融には欠かせない道具です。

飛ばし携帯とは、他人の名義や架空の名義を使って契約された携帯のことです。
これを使っていると警察が介入した際に足が付きにくく、逃げ切りやすいので使われています。

飛ばし携帯の入手方法

入手方法は大きく別けて2通りあり、1つは闇金利用者に無理やり契約させる方法です。闇金利用者は立場的に逃げられないようになっているため、話を持ちかけられたら断るのは難しいでしょう。

利用者は携帯料金を支払い続けさせられたり、あるいは犯罪に使われた携帯の所有者となります。
実際、警察が自宅まで来て任意同行を求められたケースもあるのです。

2つ目の入手方法は他人や偽造の身分証明書を使う方法です。こちらも借金返済の代わりに契約させられたり、脅迫されたりして契約することになってしまいます。

飛ばしの携帯は料金を支払わないのが前提になっているので、すぐに使い物にならなくなります。
1~2ヶ月ほど利用したらすぐに捨ててしまうので飛ばし携帯の寿命は非常に短いです。

飛ばし携帯の費用相場

飛ばし携帯の費用相場は約2~4万円ほどで、そこまで高くない金額です。ただし、闇金業者は飛ばし携帯を10個や20個という単位で利用するので、同時に購入するとそれなりの金額にはなります。

複数の飛ばし携帯を利用するのは、警察等の介入によって1つの携帯が使えなくなった際のリスク軽減があります。1つの携帯ですべての利用者に連絡していると、その携帯が使えなくなった瞬間に大損となるでしょう。

そのリスクを避けるために大量の飛ばし携帯を所持するのです。

費用相場は2~4万円と記述しましたが、ホームレスなどを利用する場合はさらに価格が下がります。数千円で携帯を契約したホームレスも居るのです。

また、最近ではペーパーカンパニーを設立して、法人として携帯を調達するケースも確認されています。悪質な手口は次から次へと出て来るため、飛ばし携帯の費用相場は常に変動していると考えて良いでしょう。

飛ばし携帯の違法性

闇金融が犯罪に使う飛ばし携帯は、当然ですが違法となります。
携帯電話の契約者以外が不正な利用をすることを禁止する法律が存在しているのです。

罰則自体は50万円以下の罰金と緩いものなのですが、闇金業者は他の罪状も追加されるので重たい罰が下ります。

ちなみに、携帯を売った側も罪に問われます
法律には譲渡した者も同様に罰金刑に処すと明記されているのです。
罰則は携帯を買った場合と同様で50万円以下の罰金です。
飛ばし携帯は買っても売っても罰せられるので忘れないよう肝に銘じておきましょう。