闇金融の実態
闇金といえば、見た目からしてヤクザかチンピラか、といったような強面な人達が事務所を構えて営業しているようなイメージを持たれている方が多いかと思います。
しかしそれは今となっては昔の話であり、闇金の摘発が厳しくなった昨今では闇金も形を変えつつあります。
今では表向きは普通の消費者金融と変わりなく、物腰もやわらかい対応をしてくるところも多いようです。
しかし、それはあくまで最初の入り口だけであり、蓋を開けてみると実態は闇金であることに違いないのです。
債務者も闇金に関する情報を得る機会が増え、以前のようなイケイケの運営では寄り付かなくなってきて、入り口の見た目には気を使っているところが増えてきているようです。
見た目がわかりづらくなったからこそ、闇金だということすら知らずにいつの間にか被害者になってしまうケースも増えています。
一部の大手を除き、無名の消費者金融で借り入れをする際には慎重な見極めが必要であると言えます。
闇金と裏社会とのつながり
闇金業者はほとんどの場合、裏社会(ヤクザなどの暴力団)との繋がりを持っています。
単独で運営している闇金も中にはあるかもしれませんが、なにかとトラブルの多いこの業界で、後ろ盾がいないというのは非常に危険なのです。
つまり、ヤクザなどの暴力団にいわゆる「ケツモチ」をしてもらう代わりに、収益の一部をケツモチに渡す、といった構図は非常に多いのです。
これは暴力団の資金源となっており、警察当局も懸念している部分です。
また、暴力団が資金調達のために直接闇金を運営している場合もあります。
いずれにしても違法で法外な金利を押し付けられることに変わりはないので注意が必要です。
他の裏業者とのつながり
闇金業者は同業他社とのリスト共有はもちろんですが、クレジットカード現金化業者や出会い系業者といった他業種とのつながりもある、と言われています。
この他の業種間でもリストの共有はされており、例えばクレジットカード現金化でショッピング枠を使い切った顧客リストを闇金に流したりしていると考えられています。
いずれにしても闇金はもちろん、クレジットカード現金化も出会い系も悪徳業者は多く存在し、顧客を食い物にしようとしているのです。
闇金への入り口は、なにも闇金そのものだけではありません。
思いもよらないところから個人情報が流出し、闇金業者の手に渡ってしまうことも充分に考えられるのです。
ご自身の個人情報を守るためにも、気安くクレジットカード現金化や出会い系に手を出さないほうがよいかもしれません。