返済不能になった際、海外の場合は危険な仕事をさせられることがあります。

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海外の闇金事情

闇金という呼び方や名称は日本独自のものですが、世界でもほぼ全ての国で悪質な貸金業者は存在しています。 日本の歴史を見ると、7世紀から8世紀頃に貨幣が誕生した当初からお金の貸し借り行為が行われていた記述があり、当時から良心的な貸付を行う人もいれば悪質行為をしている人もいました。 つまり、お金と貸金業、悪質業者の3点はセットになっていて、国や文化が違っても生活にお金が欠かせない環境であれば日本でいう闇金のような悪質で違法な貸金業者は存在しています。 海外の闇金をまとめました。

カジノの近くには闇金がいる

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どこの国でもカジノの周辺には闇金業者が存在しています。ギャンブルと闇金はセットという扱いです。 日本の場合はカジノを禁止する一方で全国各地にパチンコ、スロットのできる環境があります。 これほど郊外を含めてギャンブルをいつでもできる環境のあるのは日本独自の文化です。 日本では全国に闇金業者がいるのに対して海外ではカジノ周辺や都心部など特定の地域に集中しています。

海外の闇金の特徴は大口融資に対応しているケースが多いことです。 日本の場合は新規の上限は10万円など、少額利用から始めて、利息や追い貸しで借金を増やしていくのが闇金の定番手法です。 海外は日本円換算で数百万円単位のお金を貸すことも珍しくありません。

その要因はギャンブルの環境です。 日本の闇金利用者で多いのはパチンコ・スロットへ依存している人です。4円パチンコや20円スロットなどレートの高い方法でも、短時間で使えるお金は限られています。 10万円の予算があれば高い確率で1日中続けていけます。ただし中毒性があり身近にできる環境があるのでギャンブルで破産するには、数万円の損失を毎日のように積み重ねています。 それに対してカジノは人気の高いスロットなど掛金を任意で設定できて大勝負をできることが多いです。 損失を一気に取り戻すことを目的に人生をかけて闇金を使って勝負する人が海外では多いです。

運営母体と返済できなくなった時の対処

日本の闇金が最初から高額融資を行わないのは貸し倒れリスクを懸念しているからです。 闇金を利用するような人になると数百万円単位の元本を回収するのは難しいため、少ない元本で利息を膨れあげて利益を出すのが日本の闇金の特徴です。 海外の闇金は国や団体によって対応は変わりますが、マフィアが直接運営していて、貸したお金を貯金、給料、財産、親などの第三者から回収しなくてもいいという考え方を持っています。

日本の闇金は一部でヤクザ直営の業者もありますが、大半はヤクザとは関係ない業者や個人が運営していて、みかじめ料のような形で資金提供しています。 闇金の運営にもお金が必要で、利用者に対していかにお金を回収できるかが重要です。 海外の闇金はマフィアによる運営で返せなくなったときには危ない仕事をさせて借金をチャラにさせようとすることがあります。 具体的には薬の運び屋、殺人、その他犯罪、詐欺の現場での仕事です。 日本でも返せなくなると女性は風俗、男性は肉体労働をさせられることはありますが、犯罪を強制的にやらされることは少ないです。 負い目を作って簡単に逃げられないようにする意味もこめて、数百万円の高額な貸付に対応しています。

おわりに

ここで紹介したのはあくまでも一例です。 隣国の韓国は正規業者の金利が40%以上で非正規業者は30%で貸付をするなど国や地域によって闇金をはじめ違法貸金業者のスタイルはさまざまです。 お金が生活に必要な環境である以上、借金の需要は必ず存在しています。その中で正規業者とは別に違法で悪質な貸金業者も存在しているのは世界共通事項です。 日本には日本ならではの事情が関係しているように海外でもその国の事情に合った運営をしています。