高齢男性が弁護士に相談したのがきっかけで逮捕となった事例もあります。

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近年の闇金融摘発事例

摘発している警察

警察による闇金の検挙件数

悪質な闇金業者は後を絶たず、世の中に蔓延っているように感じます。見渡せば無審査でお金を融資するという話がたくさん転がっており、むしろ闇金業者の増加さえ疑われます。

ですが、警察が何もせずに闇金を放置している訳ではありません。
入念の情報収集とタイミングを見計らって検挙し、闇金の撲滅に向けて捜査を続けているのです。

警視庁が発表した闇金の検挙数を見ると、平成23年から27年に掛けて検挙数は減少傾向にあります平成23年には検挙数254件に対して、検挙人員は539人にも及びました

しかし、平成27年には検挙数140件に対して検挙人員は267人になっているのです。
事件の数も減っており、闇金は確実に追い詰められていると見て良いでしょう。

ただし、1つ楽観視できない問題が浮上しています。

それが闇金による被害額です。平成23年から27年にかけて事件数が減っているにも関わらず、被害額は160憶円と過去最大になっているのです。

この情報を読み解くと、事件の件数は減っているものの1人辺りが絞り取られるお金の量が増えていることになります。
一度闇金の毒牙に掛かると、なかなか抜け出せないことを暗に示しているとも言えるでしょう。

闇金が捕まるきっかけ

闇金が逮捕されるきっかけは警察へ被害届を出した場合です。被害届の内容は、脅迫や暴力を受けた、高額な出前を頼まれるなどの嫌がらせを受けた、が挙げられます。

基本的に個人の借金問題では民事不介入を原則とする警察は動けません。
ですが、脅迫や暴力などの事件となれば警察が法の名の下に行動出来るのです。

闇金を利用する人が被害届を出せば、新しい被害者を作らない対策にもなるでしょう。
恐れずに一歩踏み出し、闇金の撲滅に協力するようにしてみてください。

他には、利息上限法に違反する利息を闇金に取られていた場合です。
10万以下なら年間の利息が20%、100万以上なら15%と法律で決められています。
それに違反する利息を取っているなら警察が動くきっかけとなります。

ただし、お金のやり取りがはっきりと分かる証拠が無ければ警察は動いてくれません。
残念なことですがそれが警察なのです。

危機感を持っているのなら早めに弁護士へ相談するのが手っ取り早い解決方法になるのを覚えておきましょう。

闇金の逮捕事例①

2012年、出資法違反の容疑で闇金業を行っていた男女8名が逮捕されています。
逮捕のきっかけは被害者の1人が現金のやり取りを持って警察へ相談したことです。

闇金被害者が持って行った資料が証拠として十分だと判断されたから逮捕まで至ったのです。
少しでも情報が不足していたり、証拠能力が無かったりすると警察は動けません。
この事例では、勇気ある被害者の行動が闇金の撲滅に役立ったと言えます。

闇金の逮捕事例②

大阪では2016年に暴力団組員が関与する闇金業者が逮捕されています。
逮捕されたのは暴力団員の48歳男性と小学校の調理員の44歳女性です。
小学校関係者が闇金に関わっていたとしてニュースにもなった事件です。

この2人は高齢男性に700万の貸し、年間に500万の利息を払わせる契約を行っていました。
利息上限法では年間の利息は最大でも105万にも関わらず、それを大幅に超える契約をしていたのです。高齢男性が弁護士に相談したのがきっかけで逮捕と相成りました。

闇金の逮捕事例③

出資法違反の疑いで会社役員の男性とその妻が逮捕された事例もあります。
2016年の2月に発覚した事件で、夫婦で闇金を営んでいるのが世も末だと話題になっていました。

男性らは5人の利用者に対して計53万のお金の貸し、利息として約48万円を支払わせていたのです。53万を貸して48万を利息として取るなど狂気の沙汰です。法定金利の91倍という違法な利息を取っており、利用者が警察へ泣きついたことで逮捕となりました。

闇金の逮捕事例④

路上で融資サービスのチラシを配っていた韓国籍の男性が闇金容疑で逮捕されました。
楽して儲けたかった、というのが動機で行動したいたと見られています。

20代~60代の男性ら3人に計18万を貸しており、利息は完全に違法な数値になっていたのです。
この事例では大きな問題になる前に職務質問をした警察が逮捕出来たのが功を奏しました。
金貸しを無登録でしているため賃金業法違反、無登録営業での罪状も加えられます。

闇金の逮捕事例⑤

20代の無職男性6人グループが闇金として逮捕されました。
全国の男女268名に計5000万を貸しており、1年以内に回収した金額は3億円を超えているのです。
被害の規模や金額、そして逮捕者の年齢からニュースを騒がせた事件です。

全国から同様の被害届が警察に届けられており、入念な捜査を行った上で闇金グループの摘発が行われました。暴力団組員が行う闇金が、無職の若者が行う犯罪へとなり国内に衝撃を与えたものです。

闇金の逮捕事例⑥

外国人のみをターゲットにした悪質な闇金も2017年に逮捕されています。闇金業者はお金を貸す際にパスポートを奪い取っており、海外へ逃亡できないようにしていました。中には留学生や日本で労働を行う外国人も対象で、最大で法定金利の3倍の利息でお金を貸していたのです。

2011年以降から600人以上の外国人お金を貸していたとされ、被害額は1憶8000万円と見られています。