家具リース金融の意味や仕組みなどについてご紹介します。

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【類似した悪質業者】家具リース金融

家具を売却して資金調達を行う「家具リース金融」

家具リース金融は家にある家具を売却して資金調達をして、売却した家具はリース契約としてそのまま使い続けるサービスです。
10年以上前にプチブームになりましたが、逮捕事例が出て最近ではほとんど見かけなくなりました。
闇金の提供する資金調達の多様化を代表する事例で、分かりにくい説明でトラブルになる悪徳商法です。

家具リース契約の仕組み

家具リース契約の仕組みを説明するイメージ画像

家で使っている家具や家電を買取して、そのままリース契約で資金提供できることを広告して集客しています。
基本的に問い合わせがあると家に訪問して、リース契約に変更する家具や家電を査定します。
まず、見積を出す段階で住所を伝えて自宅に担当者を呼ばないといけないのが問題点になります。当然、大半は闇金なので住所を知られると不利なことも出てきます。

家具や家電については、商品価値だけではなく生活への必要性も考慮されます。
明らかにリサイクルショップの格安品で買ってきたようなモノや、現在はボロボロで手軽に代替え品を買えるようなものは評価が低いです。
その反面、古くて通常のリサイクルショップでは値段をつけないような冷蔵庫や、簡単に搬出できない大きなダイニングテーブルやソファーは高評価を得られやすいです。
リース後の取り立てでは、払わなくなった時に家具を引き上げることを脅すのが家具リース金融の特徴です。
利用する客層は新品を購入する経済力を持っていないですし、失って困るような家具、家電を担保扱いにしておけば、他から借金していても優先的に払ってもらえる思惑があります。

詐欺行為が多発

家具リース金融は自動車金融や質屋と同じ仕組みだと考える人がいます。
しかし、ポイントになるのは資金調達時に一度家具を売却して業者の所有物になってしまう点です。
リース契約を満了すれば、リースアップで自分の物に戻ると勘違いする人が多いですが、契約によってはリース契約終了後も再度契約か買取費用を払わないと家具は自分のものになりません。
家具を10万円程度で売却して、リース総額で30~50万円を払った結果、さらに継続リースや買取をするように求めてくるのです。
最終的には10万円で売った家具に100万円以上払わされるケースもあります。

逮捕事例でほぼ絶滅

平成14年に家具リース契約を行っていた業者が逮捕される事例がありました。
さらに、リース料は無料、家具は全額返金、慰謝料の支払いまで命じられました。
闇金などの悪質業者は司法や警察を相手にイタチごっこをしています。
前例や逮捕事例のないビジネスモデルを考えては、ダメになったら違うことを考えることを繰り返しています。
基本的に自分の所有物を使った資金調達をするのは、何かワナがあると考えた方が良いです。
リースなど業者を相手に契約を求められる資金調達をするときは、契約書を片っ端から読む習慣を付けると詐欺被害を未然に防げるようになります。