年金を担保にすることができるのは国の許可を受けた限られた業者のみです。

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年金担保融資

年金手帳を手に持つ様子

年金担保融資は年金受給のある高齢者を対象に、年金収入を担保にして融資を行うサービスです。
主に、独立行政法人福祉医療のWAMという業者が正規の年金担保融資として提供しています。
正規業者であれば安全性は高いのですが、闇金もお金に困っている高齢者に近づき違法な方法で年金担保融資を行い問題になっています。

正規業者と悪質業者の違い

独立行政法人福祉医療のWAMを利用すれば年利2.1%の低金利で借入できます。
申込時には年金証書や収入を証明するもののほか、実印、印鑑証明、資金使途の確認資料などを提出します。
ギャンブルやお酒などで使用することは禁止されていて、主な使途は以下のものがあります。

  • 保険、医療
  • 介護、福祉
  • 住宅改修
  • 教育
  • 冠婚葬祭
  • 事業維持
  • 債務等の一括整理
  • 生活必需品の購入

もらっている年金額だけではなく使途に応じて融資額が決定されます。
参考URL:http://www.wam.go.jp/hp/Portals/0/docs/gyoumu/nenkin/pdf/H29panhu.pdf

年金を担保にするのは、国の許可を受けた一定の業者に限定されています。
悪質業者は違法な貸付をしているので、法的に年金を差し押さえすることができません。
そこで年金証書、銀行の通帳、銀行印、キャッシュカードなどを預かる方法で融資を行っています。
利用する人の多くは、年金の振込まれる通帳に貯金残高がほとんどないことです。
年金が払われたら事前に決められた金利や手数料に基づいてお金を抜いてから通帳や届出印を返還する流れになります。
正規業者でないので、年利100%を超える法外な金利を提示されることもありますし、契約してから理由をつけて手数料や利息を上乗せすることもあります。
一度通帳や銀行印を預けてしまった以上、立場は不利になるのでトラブルに発展するケースが多いです。

正規業者の存在を知らない人が多い

年金担保融資悪徳業者に騙されてしまった男性

独立行政法人福祉医療を利用すれば、安全かつ低金利で年金受給者でも借入をできます。
一般的な消費者金融、銀行は年金受給者は申し込み条件の対象外にしているのが一般的です。
年金受給者は、正規ルートでお得かつ安全に借入できることを知らずに、資金調達をできると近づいてくる悪質業者に騙されてしまう事例が多いです。
高齢者の場合は若者に比べて、何かあればネットで情報収集するノウハウを持っていないため、法外な金利やリスクの高い通帳没収などのルールでも悪質業者を利用してしまう人が後を絶ちません。

警察の介入など問題になると業者はすぐに逃げる準備をしています。
そうなると、年金の支払い口座を変更するなど様々な問題が出てきます。もちろん手続きが遅れて追加で支払われた年金があれば全て業者が引き出してしまいます。
話を大きくすると、通帳や届出印を預けている都合、損失の大きくなることもあって、自力で交渉して解決しようとして、時間をかけて損失を膨らませる方もいます。

非正規業者の年金担保融資は悪徳商法を通り越して、明確な詐欺行為にあたるので絶対に使ってはいけません。