賃金業の届けを出していない業者が相手の場合は過払い金請求は難しいです。

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闇金に過払い金請求は可能?

ソフト闇金に疑問を持つ人

闇金は法定利息を大幅に上回る貸付をしています。
近年は「払いすぎた利息を取り戻せる」、「過去に遡って請求可能」などのキャッチコピーにした過払い金請求の広告が増えていますが、闇金を相手でも可能なのでしょうか?
一部で可能なケースはありますが、闇金を相手にした場合はほとんどのケースで過払い金請求はできません。

無届業者との契約は無効

貸金業の届出をせずに業として貸付を行うことは法律で禁止していて、そもそも契約自体が無効です。
借入しても弁護士を介して無効を主張すれば元本を含めて返済する義務はありません。
過払い金請求は正規の届出業者を相手にするものなので、無届の闇金は過払い金の対象外です。
つまり闇金を相手にした場合、払う前であれば対処方法はありますが、すでに払ったお金はどうすることもできません。

一部では届出をして看板を出した運営をしている闇金も存在しています。
実際に闇金相手に過払い金請求を成功させた事例もありますが、過払い金請求の始まった当初の話です。
届出をしていた闇金業者は過払い金請求から逃げるために廃業するなど請求されない対策をしています。

過払い金請求は廃業すると指定した期日までに過払い金請求をしなければ無効になるルールがあります。
およその目安は廃業した半年後くらいです。
いまだに請求すれば返金してくれるような届出業者の闇金はほとんど存在していません。

店舗・拠点を開示しない闇金が増えている

取り締まりの強化によって増えたのが090金融と呼ばれる固定電話を持たない闇金業者です。
根本的に無届で運営しているので過払い金請求の対象にはならないのですが、固定電話や拠点を持っていないので、都合が悪くなるとすぐに逃げてしまいます。

最近ではLINE金融やネット・SNS集客を行う闇金など業態も多様化していて、顔を合わせずに融資を受ける事例も増えています。
自分や代理の弁護士からは連絡が取れないけど、闇金側から取り立ての連絡は来るので非常に厄介です。

過払い金請求専門の司法書士は闇金相手の過払い金請求を拒否する

闇金相手の過払い金請求を拒否する司法書士

過払い金請求に強い司法書士は相手が闇金の場合は依頼を拒否することもあります。
闇金のなかには過払い金請求をすると、司法書士に対して嫌がらせをしてくるケースもあります。
過払い金請求は主に正規業者を相手にするもので、闇金と上手に交渉するノウハウを持っていません。 闇金トラブルの場合は、闇金に強い弁護士に相談するようにしましょう。

訴訟してもお金は戻ってこない?

相手が登録業者で拠点をしっかりしている場合は訴訟をすれば勝訴になります。
しかし、闇金を相手に訴訟で勝っても、そこからお金を取り戻すのは困難です。
そもそも闇金の場合は絶対に和解に応じませんし、お互いの主張をした結果、勝訴になるのではなく闇金側(被告)が出廷せずに勝訴と強制執行の許可を得られるケースがほとんどです。
こうした闇金は財産を隠していて、強制執行されても簡単に財産を差し押さえされない対策をしています。
お金をかけて訴訟をし勝訴になっても、お金が戻ってこなければ損失を膨らませるだけです。