ソフト闇金といっても違法な闇金であることには何ら変わりありません。

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闇金の歴史

闇金の歴史を遡る

闇金が社会問題となり、その問題が取り上げられるようになったのは2000年代に入ってからですが、闇金とはいつから存在し、どのような歴史をもっているのでしょうか。

闇金のルーツを辿ると、その起源はなんと江戸時代にまで遡ります。

似た業種として、クレジットカード現金化などは2000年代初頭にできたばかりであることと比べてみても、闇金の歴史がいかに長いかがわかります。

江戸時代には「両替商」と呼ばれる貸金業が存在しました。

そしてこの両替商は年利の上限が20%までと定められていて、貸し付けの対象は大手の商人や御家人、旗本、大名といったいわゆる富裕層のみとされていました。

年利は現代の金利上限と同じなことには驚きですが、庶民は借り入れができない、という点が大きく異なります。

そこで、庶民は「質屋」や「素金」といわれる貸金業を利用していたと言われており、これらが現代の闇金の直接のルーツだと言われています。

質屋の年利は48%、素金の年利は60%~100%といわれており、これは現代に当てはめると明らかに違法な金利となります。

しかもこの金利は担保を用意できた場合に限りであり、貧民層で担保を用意できないような人達が借り入れをするとなると、金利はさらに跳ね上がったようです。

担保が用意できない人が借りる場合は「日銭貸し」と呼ばれる1日1%の利息がつく形での貸し付けになったそうです。

また、中には1日1割なんて暴利が課せられていたケースもあり、現代の闇金とさほど変わらない過酷な実態が当時もあったようです。

ソフト闇金とは?

街を行き交う人々

闇金の利用者数は2002年をピークに100万人を超えたと言われており、それが社会問題となりました。

それに伴って摘発は厳しくなり、闇金業者は以前のようなやり方のままでは運営をしづらい状況になっていきました。

しかし、そこで諦めるほどこのような詐欺集団はヤワではありません。
状況に合わせて形を変え、依然として闇金は存在しつづけております。
その一つの形が「ソフト闇金」と呼ばれるものです。

ソフト闇金とは、その名の通り以前の闇金に比べてすべての面において「ソフト」なのです。
対応もソフト、金利もソフト、取り立てもソフトになっています。

ただし、ソフトであっても違法な金利には変わりなく、闇金であることには変わりありません。
しかし、このソフトさに騙されてしまう被害者は急増してます。

闇金であるとわかっていても「自分の持っていた闇金のイメージと違ってやさしいから。」という理由で利用してしまう人もいれば、通常の消費者金融との見分けがつきにくいことから闇金だと気づかずに利用してしまう人も多くいるようです。

ソフト闇金が狙う層

貸金業法の改正で総量規制ができたことにより、今までできていたキャッシングが急にできなくなった人はかなり多くいたと言われています。

急な法改正により、借り入れには収入証明など厳格な審査が必要になり、以前のような気軽な借金はできなくなってしまったのです。

主婦層や無職の人達などはこれによって借り入れができるところを急に失いました。
これに目をつけたのがクレジットカード現金化業者やソフト闇金です。

ソフトとは言え法外な金利ですが、それでも借りる当てがなくって困っていたこれらの層がまさしく餌食にされているのです。

対応も良く、表向きの見た目では闇金とはわかりづらいソフト闇金ですが、審査もなくお金が借りれるということは普通はありえないので、ソフト闇金を見抜くポイントになります。

一時の楽さを得るために安易に手を出してしまうとその先には地獄が待っています。
ソフトでも闇金に変わりない以上絶対に手を出してはいけません。