闇金の金利は貸金業法や出資法で定められた上限を大幅に超えています。

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闇金の金利

金利とは、みなさんご存知の通り借りたお金に対して発生する利息のことであり、これは出資法・貸金業法といった法律を基に上限が定められています。

現在の上限金利は年利で20%となっており、この数字は法律が改正されるたびに低くなっている傾向にあります。

2010年の改正を最後にこの年利20%に統一されましたが、以前はグレーゾーン金利などとも呼ばれるような曖昧な法整備のせいで、ある意味で無法地帯となっていました。

その結果、多重債務者が多くできてしまい、このような改正を余儀なくされた、という経緯があります。

そして闇金とは、このような法律を完全に無視し、法外な金利でお金を貸し付ける違法な金融業者のことを指します。

闇金の金利はもちろんその業者によっても異なりますが、よく聞く闇金の金利を指す言葉として「トイチ」というものがあります。

「トイチ」とは「10日で1割の金利」の略語です。

まさしく、10日で1割の金利がかかるということを指すのですが、借金などをされたことがない方からすると、この数字の恐ろしさがあまりピンとこないこともあるようです。

「トイチ」の恐ろしさは、後述する金利シミュレーションで深く掘り下げてみましょう。

このトイチという金利が以前は闇金では主流でした。

しかし、闇金業者の摘発も厳しくなってきたなか、
「トイチで生かさず殺さず」ではなく、
「トサンやトゴで取れるうちに取る」
という考えにシフトする闇金業者も増えてきました。

トサン、トゴとは、トイチの意味から想像できるように「10日で3割または5割」という意味です。
これはもうとんでもない暴利です。

このような悪質な闇金業者に捕まってしまうと、あっと言う間に骨の髄までしゃぶりつくされます。
絶対に手を出さないように気を付けましょう。

金利だけで膨れ上がる借金

闇金利で膨れ上がる借金に頭を抱える男性

金利の取り方を含めて、やり方はヤミ金業者によって違ってきます。

ある闇金業者はトイチで貸し付け、10日ごとに金利分だけを債務者に支払わせる。
元金は減らないので延々と金利を払わせ続けるという、細く長くというやり方。

またある闇金業者はいきなりトゴで貸し付け、あっという間に借金が膨れ上がり払えなくなった債務者を徹底的に追い込む、という短期集中型のやり方。

いずれにしても債務者にとっては地獄でしかない、という点は共通しています。

では実際に、闇金の金利が一体どれだけ暴利なのかを、具体的な数字で現してみたいと思います。

50,000円借りた場合の金利シミュレーション(1年間返済をせずに増える借金)

▼法定金利(年利20%)
50,000円→60,000円(利息1万円)

▼トイチ(10日で1割)
50,000円→1,545,634円

▼トサン(10日で3割)
50,000円→632,310,900円

▼トゴ(10日で5割)
50000円→109,208,220,000円

この数字、信じられないかもしれませんが本当です。

1年間返済もせずに借金を放置するとした場合の話ですが、闇金の金利がどれほど馬鹿げたものなのかがわかるかと思います。トゴの場合に至っては5万円が1年後には1000億を超える借金に膨れ上がっているのですから恐ろしいです。

このように爆発的に借金が膨れ上がるのには理由があります。
それは、闇金は金利の計算を複利法で行っているからです。

複利とは、元金によって生じた利子を次回の支払いの元金に組み込んでいく、というものであり、これが雪だるま式に借金が増えていくからくりになっています。

矢印画像甘い言葉で貸付する闇金

「手数料」という名の罠

手数料を払わせようとしている闇金業者

闇金が債務者から搾り取る原資は金利だけではありません。
「手数料」との名目で至るところでお金を取り、借金に組み込んできます。

悪質なところだと、最初の審査の段階で「審査手数料」を請求し、債務者を囲い込みます。

また、闇金業界で利息分だけを返済し、元金の支払いを先延ばしにすることを「ジャンプ」と言いますが、このジャンプにも手数料を設定するところもあります。(本来ジャンプ自体が闇金業者にとっておいしいのですが)

そして、少しでも長い期間金利を絞り取り続けたい闇金業者にとっては、債務者に一括返済をしてほしくない(金利だけ払い続けてほしい)というケースも多くあります。

そういった場合には一括返済に法外な手数料を設定(もう無茶苦茶です)し、一括返済ができないように仕向けるようなこともしてくるのです。

このようにあらゆる手を駆使して債務者をがんじがらめにしてくるのが、闇金という組織なのです。

闇金からの脅しや嫌がらせにあい、八方塞がりだ…というケースでは闇金業者の嫌がらせ対策も参照ください。